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「Excelを開いたけど、まず何をしていいか分からない」。そんな段階の方へ向けた記事です。結論として、Excel初心者がまず覚えるべきは「セル」「行/列」「ファイル保存」「簡単な計算」の4つだけです。これだけで「Excelの基本は使える」状態になります。本記事は5段階シリーズの最初のステップで、難しい関数の話は一切出てきません。
※ 本記事は Stage 2(表と関数の基本) につながります。
Stage 1で覚えること(全部やっても20分)
- Excelの画面の見方
- セルに数字や文字を入れる
- ファイルの保存と開き直し
- 簡単な足し算
Excel画面の見方(3分)
Excelを開くと、たくさんの四角いマスが見えます。これが「セル」です。
- セル:1個1個の四角い枠
- 列(れつ):縦の並び。A、B、C…とアルファベットが付いている
- 行(ぎょう):横の並び。1、2、3…と数字が付いている
- セル番地:たとえば「A列の3行目」を「A3」と表記
画面の左上に「A1」「B2」のような表示が出ているのは、今選んでいるセルの位置です。
セルに入力する(2分)
- セルをクリック(青枠が付く)
- キーボードで文字や数字を入力
- Enter キーで確定(セルが下に1つ移動)
- 違うセルに移動したい時は、矢印キーまたはマウスクリック
練習:A1に「商品」、A2に「りんご」、A3に「みかん」と入れてみましょう。
ファイルの保存(2分)
大事な作業を消さないために、保存を習慣化します。
- 「ファイル」タブをクリック(画面左上)
- 「名前を付けて保存」
- 保存先を選ぶ(「デスクトップ」が分かりやすい)
- ファイル名を付ける(例: 「練習」)
- 保存
2回目以降は Ctrl + S(Macは Cmd + S)で一発保存できます。10分に1回保存する習慣をつければ、不意のフリーズで作業が消える事故を防げます。
簡単な足し算(5分)
Excel最大の強みは「計算が自動でできる」ことです。
- B1 に「100」、B2 に「200」と入力
- B3 を選択して
=B1+B2と入力 - Enter
- B3 に「300」と表示される
ここで重要なポイント:
- 計算の始まりは必ず「=」(イコール)
- 「100+200」のように直接書いても文字列扱いになるだけ
- セル番地(B1、B2など)を使うと、後で B1 の数字を変えれば自動で B3 も再計算される
「自動再計算」を体感する
B1 の値を「500」に変えてみましょう。B3 の合計が自動で「700」に変わります。これがExcelの本質です。
よくある初心者の詰まりポイント
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| セルに「####」と表示 | 列の幅が狭い。列の境目をダブルクリックで自動調整 |
| うっかり消した | Ctrl + Z(取り消し)で戻る |
覚えるべき3つのショートカット
- Ctrl + S(Cmd + S):保存
- Ctrl + Z(Cmd + Z):取り消し
- Ctrl + C / V:コピー / 貼り付け
この3つだけ覚えておけば、作業効率が一気に上がります。
数式と関数の違い(ここでつまずく初心者多数)
「数式」と「関数」、Excel 初心者が一番混乱するポイントです。違いを一言で言うと、次のとおり。
- 数式:自分で計算式を組むもの(例:
=A1+B1) - 関数:あらかじめ用意された便利な式を呼び出すもの(例:
=SUM(A1:A10))
Stage 1 の段階では、「=B1+B2」のような数式だけ覚えれば十分です。関数(SUM や AVERAGE)は Stage 2 で出てきます。今は深追いせず、「= で始まる足し算ができる」だけで合格点です。
初回保存で失敗した話
私の母に Excel を教えた時、初日に保存方法を伝えたつもりでしたが、3日後に「全部消えた」と電話がかかってきました。原因は、本人が「保存」と「上書き保存」を混同し、別ファイルとして毎回保存していたこと。デスクトップに「練習」「練習2」「練習3」が並んでいて、最新がどれか分からなくなっていました。
この失敗から学んだのは、初心者には「ファイル名を1度付けたら、その後は Ctrl+S だけ押す」とだけ伝えるのが正解、ということ。名前を付ける場面と上書きする場面の違いを最初から説明すると、混乱が増えます。
練習問題:5分でできる確認テスト
Stage 1 の理解度チェックです。Excel を開いて、次の3問をやってみてください。
- A1 に「100」、A2 に「200」、A3 に「300」と入力する
- A4 に「
=A1+A2+A3」と入力して、合計を出す - A1 の値を「500」に変えて、A4 が「1000」に変わることを確認する
これが5分以内にできれば Stage 1 はクリアです。「= を打ち忘れて文字列扱いになる」「セル番地ではなく数字を直接書いてしまう」が代表的な詰まりポイント。困った時は Ctrl+Z で取り消して、もう一度やり直しましょう。
Stage 1 を卒業するサイン
「セルに自分の好きな数字を入れて、別のセルで合計が自動で出せる」状態になったら、もう Excel 初心者ではありません。ここから Stage 2 で SUM・AVERAGE・COUNT といった関数 3 つを覚えれば、家計簿や簡単な集計表は作れるようになります。
次のステップ
Stage 1 の内容に慣れたら、Stage 2:表と関数の基本 に進んでください。Stage 2 では、SUM・AVERAGE・COUNTといった「最初に覚えるべき関数3つ」と、見栄えの良い表の作り方を解説します。
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