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関数は一通り使えるようになった。次は「数字をビジュアルで見せる」「クロス集計で気付きを得る」スキルが欲しい。本記事は5段階シリーズの Stage 4 です。結論として、ピボットテーブルとグラフ作成を覚えると、Excelの仕事が「集計」から「分析」に進化します。
※ 前提知識として Stage 3(IF関数とVLOOKUP) を済ませてください。次は Stage 5(関数の組み合わせ・効率化) に進みます。
Stage 4 で覚えること
- ピボットテーブルで集計
- フィルター・並べ替え
- グラフの種類と使い分け
- 条件付き書式で異常値を発見
ピボットテーブル:関数を使わない集計
詳細は ピボットテーブル30分マスター に書いていますが、最低限の操作を本記事でも紹介します。
基本3ステップ
- データのどこかをクリック
- 「挿入」タブ → 「ピボットテーブル」 → OK
- 右側に4つのエリアが出ます:「フィルター」「列」「行」「値」
4つのエリアの使い分け
- 行:縦軸に並べたい項目(例: 商品名)
- 列:横軸に並べたい項目(例: 月)
- 値:集計したい数値(例: 売上金額)
- フィルター:絞り込み条件(例: 担当者で絞る)
例:商品別×月別の売上集計
- 「商品名」を「行」へドラッグ
- 「日付」を「列」へドラッグ(自動で月別になります)
- 「金額」を「値」へドラッグ
これで商品×月のクロス集計表が関数なしで完成します。
SUMIFSやCOUNTIFSで何時間もかかっていた集計が、ドラッグ&ドロップで秒で終わります。
フィルター:必要なデータだけ表示
表の1行目を選択して「データ」タブ → 「フィルター」をクリックすると、各列のヘッダーに▼が表示されます。
- ▼をクリック → チェックボックスで表示したい値を選択
- 「テキストフィルター」で「〜を含む」検索もできる
- 「数値フィルター」で「100以上」「上位10件」などの条件指定
大量データから必要な行だけ抽出するのに必須の機能です。フィルター解除は「データ」タブ → 「クリア」。
並べ替え(ソート)
データ範囲を選んで「データ」タブ → 「並べ替え」をクリックすると、複数キーで並べ替えできます。
- 第1キー:主たる並び順(例: 売上金額の降順)
- 第2キー:同じ値の場合の並び順(例: 日付の昇順)
「上位10件を見たい」「カテゴリ別に並べたい」の時に使います。
グラフ作成:データを視覚化する
グラフの種類と使い分け
| グラフ | 用途 |
|---|---|
| 棒グラフ | 項目間の比較(例: 商品別の売上) |
| 折れ線グラフ | 時系列の推移(例: 月別の売上推移) |
| 円グラフ | 構成比(例: カテゴリ別シェア) |
| 散布図 | 2つの数値の相関(例: 単価 vs 売上数) |
作り方
- グラフにしたいデータ範囲を選択
- 「挿入」タブ → 棒グラフ・折れ線・円グラフ等のアイコン
- 表示されたグラフをクリックして「グラフのデザイン」タブで装飾調整
覚えておくべきテク:「おすすめグラフ」
「挿入」タブ → 「おすすめグラフ」を選ぶと、選択中のデータに合うグラフ候補が並びます。迷ったらまずここから選ぶのが最短。
条件付き書式:データを色で見せる
「金額が¥1,000以上なら赤」「下位10%は青」のように、データに応じてセルの色を自動変更できます。
- 対象範囲を選択
- 「ホーム」タブ → 「条件付き書式」
- 「セルの強調表示ルール」 → 条件選択(指定の値より大きい等)
使うべきパターン
- 異常値の発見(売上ゼロのセルを赤)
- 進捗管理(達成率100%以上を緑)
- ヒートマップ(値の大小を色のグラデーションで)
「カラースケール」を選ぶと、データ全体の分布が一目で分かるヒートマップが作れます。会議資料の説得力が一気に上がります。
練習問題:売上ダッシュボード
以下を1枚のシートで作ってみましょう:
- ピボットテーブルで「商品別売上」集計
- 同じデータから「月別売上の折れ線グラフ」
- 金額¥1,000以上のセルに条件付き書式で色付け
- フィルターで特定の担当者だけ抽出
これだけ揃えば、シンプルな「売上ダッシュボード」の完成です。
よくある詰まりポイント
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| ピボットの日付がグループ化されない | 日付が文字列扱い。書式を「日付」に |
| グラフの軸ラベルがズレる | データ範囲の見出しに空白を入れない |
| フィルターが効かない | 選択範囲に空白行が含まれている可能性 |
| 条件付き書式が解除できない | 「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールのクリア」 |
次のステップ
集計と可視化に慣れたら、最終ステップの Stage 5:関数の組み合わせ・効率化 へ。中級者として「Excelが得意」と言えるレベルまで一気に上がります。
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